2.民間建築市場の復活の可能性 その1
民間建築市場の復活の可能性として、まず、建築物は、土木構造物などと比べてライフサイクルが短いことが挙げられます。
土木構造物はライフサイクルは50年建以上はあります。うまく使えば100年は持つでしょう。
建築については、日本の場合、建替えのライフサイクルは、かなり短いです。(30年~40年程度)
80年代の高度経済成長時代に膨大な建築投資が行われていますが、それら建築物が築30年を迎えて、老朽化しています。今後、建替・補修需要の増大が見込まれます。
また、新たなニーズとして省エネ、高齢化関連など成長分野があることも将来が明るい要因です。